column020 必要な居心地とコスト

住宅に就いて 「必要なものだけを単純化して、美しいところを備えていれば、居心地よい家になる」 これは、志賀直哉が「住宅に就いて」書いた随筆の一文です。 何を持って居心地が良いかは人それぞれかと思いますが、この一文から感じられる居心地の良さが私は好きです。 私は設計する上でお客様のご要望を伺いながら、

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column019 Ua値と一次エネルギー

建築物省エネ法とは H27年に改正した「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律(通称、建築物省エネ法)」以前は、省エネ基準と言えば、主に断熱性能のことを示していました。 しかし、先の改正で設備などの性能を評価した一次エネルギー消費量でも省エネ基準の1つとして示せることになりました。 因みに、一

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column018 断熱とUa値を考える

東京23区のUa値とは 2020年に省エネ基準が住宅レベルでも法制度化されようとしていますが、未だ断熱性能を良くすることに二の足を踏んでいる方々がいらっしゃいます。 初めから毛嫌いしている方もいれば、計算などが良くわからない為に思考停止している方もいるのかもしれません。 「そんな難しいことではないし

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column017 温熱性能と準耐火構造

住宅などを建築する敷地には、建築基準法上の様々なルールがあり、敷地に対して建築出来る広さや高さ、用途などが制限されていますが、基本的にはその地域に適した環境が維持されるように制限を掛けています。 その中で、「防火・準防火地域」というルールがあり、その地域内の建築物はその規模によって各種の火に強い構造

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column016 地盤と地震動を考える

地盤とは 住宅などを建築する上で、どのような地盤に建てるのか?は非常に重要なことの1つです。 それは、地盤の特性によって建物へ作用する地震による揺れ(以下、地震動)が変化するためです。 構造計算上も、地震力を検討する場合「振動特性係数/Rt」という係数に、地盤の特性(硬質や軟弱など)を反映させます。

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column015 設計者の区分を考える

先日のこと、一般の方とお話しをしている際に「えっ、意匠設計者って何ですか?」と質問を受けました。私としては、特別なことではなくその言葉を使ったのですが、まさかそれについて質問をされるとは思っていませんでした。いつも一般の方とお話しをする時は、分かりにくい専門用語を使わないように気をつけていましたが、

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column014 四号建築物を考える

四号建築物と耐震等級 非常に残念なことですが、大地震が来る度に何かしらの建物被害が報告されます。 それは、築何十年という耐震性の低い多くの住宅が今なお使われているので、ある所では致し方ないことかもしれませんが、その原因として「4号建築物」や「耐震等級」なる言葉が世間を賑やかせたりします。 ここで、簡

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column013 住宅建築で解決すべきこと

極論を言えば、住宅建築とは、 「エネルギー問題と住宅ローン問題にどう向き合うのか」 にあると思っております。 エネルギー問題とはパブリックなこと、住宅ローン問題とはプライベートなことと捉えています。 エネルギー問題は、地球温暖化問題を起因とする省エネ・省CO₂社会実現への取り組みのことです。日本の省

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column012 新築と改修を考える

住宅建築のあり方を大きくわけると「新築」と「改修」です。 建て替えは「新築」であり、中古住宅を購入することは規模の大小はあれ「改修」することが前提になると思います。 現在の日本で住宅購入を検討する場合、注文住宅であれ建売住宅であれ、多くの方が選択する方法が新築です。また、その後の流れとして多いのは、

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column011 design concept

住居とは「私たちの生活を雨風や寒暖から守る」ためのものです。 古くは竪穴式住居から始まった私たちの住居は、自然の驚異に晒されながらも、時にはそれらの力を利用して「如何にして快適性を得るか」ということを考えながら生活してきました。 吉田兼好の徒然草「家のつくりやうは、夏を旨とすべし」は有名ですが、今で

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