column031 戸建をリノベする-購入編

戸建リノベの流れ 戸建住宅をリノベーションするまでの流れとして、、、 1)自宅をリノベーションする 2)中古住宅を「購入」してリノベーションする の2パターンがあると思います。 さらに付け加えれば2)には、、、 A)リノベーションして「生涯」暮らす B)多少のリフォームである期間暮らして、時期が来た

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column030 パッシブデザインを考える

パッシブ建築とは 先日、とあるミーティングで「パッシブ建築って、結局何なの?」という議論になりました。 その場では、「通風と躯体強化で言えば、どっちが正解?」的な話しも上がっていましたが、それも余り的を射ていない考え方だな、と思いながら聞いていました。 本来「パッシブ(デザイン)」とは、特別な動力機

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H-KRH-01 軽井沢でパッシブハウス

現地確認 建て主のH様は、10年以上前に(長野県北佐久郡)軽井沢で土地を買われ、住宅計画を練っておられましたが、なかなか良い案に恵まれず時間を経過している状態でした。 しかし、近年パッシブハウスという家づくりを知り、昨年10月には私がサブリーダーと務めるパッシブハウス・ジャパン(以下、PHJ)関東支

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column029 湿気と結露を考える

湿気を考える 住宅の屋内環境を考える上で、湿度管理はとても重要な議題です。 湿度には「相対湿度」と「絶対湿度」がありますが、一般的に耳にする湿度とは相対湿度のことを指しています。 どちらの湿度も空気中の水蒸気の量を示すものですが、この水蒸気のことや建築材料中の水蒸気・水分を総称して「湿気」といいます

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column028 換気と通風を考える

換気と通風と漏気 住宅建築を考える時に「換気」と「通風」を混同している設計者を見かけます。 更に言えば「漏気」も加わって、3つの違いをきちんと理解して設計出来ていないことが多いと思います。 ここで、それぞれについて簡単に説明したいと思います。 換気について、悪化した室内空気を清浄な外気と入れ替えるこ

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column027 戸建をリノベする-初めに

リノベーションして暮らす 日本には、全国に約820万戸の空き家ストックがあるにも関わらず「新築至上主義」よろしく、今でも年間50万戸以上の新築戸建住宅が建築されています。 また、その戸建住宅たちは、持続可能な社会に適した性能を有する住宅ではなく、建築後すぐに不良ストックとなってしまうような住宅が多く

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column026 高性能住宅のコスト

省エネ基準義務化の延期 先月行われた「社会資本整備審議会 建築分科会 第17回建築環境部会」にて、2020年に予定していた300㎡以下の小規模住宅に対する省エネ基準義務化が延期(中止?)されることが報告されました。 その理由はいくつかあるのですが、1つが「省エネ基準適合への追加コストを光熱費の低減に

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column025 日本エコハウス大賞

建築のコンテストとは 建築業界には、いろいろな団体で主催するたくさんの建築のコンテスト(賞・アワード)があります。 例えば、日本建築家協会(JIA)では「日本建築大賞」や「環境建築賞」、東京建築士会では「住宅建築賞」や「住宅課題賞」などを開催しています。 その意味合いにおいても、建築士が世の中に認知

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column024 エコハウスとは何か

エコハウスとは 温室効果ガスの影響により地球温暖化が叫ばれてずいぶん経ちますが、近年は日本においても台風などの災害による影響が全国でみられるように異常気象の話しもよく耳にします。 そんな時代背景もあり住宅業界でも、省エネルギー住宅や低炭素住宅、ZEHなど(以下、省エネ住宅と呼ぶ)、地球温暖化に配慮し

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パッシブハウス

column023 パッシブハウスの間取り

間取りとは 家の大きさや広さを表す言葉として、○LDKや床面積□坪などがありますが、それだけではどんな家なのかは分かりません。 そのどんな家なのか確認するのに良い方法が、間取りを見ることです。 間取りとは、どんな空間構成(部屋の集まり)で出来ているのかを、平面的に確認出来るものです。 プランニングや

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