House-TA-10 第6回日本エコハウス大賞

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温湿度計設置

お引越しされた後の片付けがひと段落したタイミングで、温湿度計を設置させて頂くために住宅をご訪問させて頂きました。

温湿度計は色々な種類がありますが、「気軽にスマホで数件の住宅を確認出来る」という観点に立つと、「SwitchBot+HUBミニ」での運用が管理し易いですので、最近はその方法を採用しています。

現在、数件のお宅で温湿度計を設置して計測していますが、立地も仕様も様々ですので一様に比較が出来るわけではありませんが、住まい方を知る一定の手掛かりにはなります。

なので、メンテナンスなどでお伺いする時に、温湿度情報を踏まえて住まい方を確認して、何か改善点がありそうな場合は、冷暖房や換気の運用方法をアドバイスさせて頂いたりしています。

 

再びの日本エコハウス大賞

2019年を最後に休止していたビルダーズ主催の日本エコハウス大賞が、3年ぶりに開催されました。
意匠と性能の両面を評価するという趣旨はそのままに、新たに評価軸を8つ設けての開催でした。

日本エコハウス大賞は、以前に優秀賞を頂いた案件(木と樹の家)以外に応募したことがないのですが、2開催ぶりに応募してみることにしました。

理由の1つは、以前に「東京の案件は応募が少ない」との話しをちらっと聞いたことがあり、東京でもデザイン性の良い高性能住宅があることを知って頂くきっかけになれば、との思いがあったからです。

また、タイミング的に応募期限と完成が近かったこともあり、本案件を「ときわ台20坪の狭小住宅」として日本エコハウス大賞2022に応募しました。

 

第6回日本エコハウス大賞・奨励賞受賞

本案件は、敷地面積が12坪満たない計画で、隣地間が一般と比較してかなり狭いです。

それは、施工レベル的にもかなり高いものが要求されることを意味しますが、何よりも施工する大工さんを含めて職人さんが物凄く大変ということにもなります。

そんな条件を踏まえて「狭小地と高性能住宅」を1つのテーマに掲げて応募しましたが、「何かしらの賞に引っかかってくれ!」との思いも通じて(笑)奨励賞を頂きました。

話を聞くと、3年ぶりの開催で案件が溜まっていたこともあり、審査の段階でかなり票が割れたらしいです。
実際に、奨励賞を受賞された住宅は22件もありましたので、その割れ具合が分かります。

いづれにしても、審査員のどなたかに評価を頂いた結果ではあるので素直にうれしいですし、この住宅に関わって頂いたお客様はもちろんのこと、工務店関係者に良い報告が出来たことをうれしく思います。

また、このような素晴らしい住宅建築の設計に関われるように、今後も精進したいと思います。
改めまして、関係者の皆様ありがとうございました。

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