H-KRH-02 計画建物の配置確認

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本計画は、長野県・軽井沢町で設計中の一戸建て住宅です。
避暑地として有名な軽井沢ですが、冬は氷点下になるほど寒い地域です。

そんな軽井沢で、夏も冬も快適に過ごすことを望んだお施主様と共に、パッシブハウスを目指しています。

 

建物配置

建物配置を決める際、東京など都市部では敷地なりの建物配置になることが多いと思いますが、本計画地のように敷地が大きい場合は、基本的には建物配置は自由です。

しかし、本プロジェクトのようなパッシブハウス認定を狙う場合は、建物が真南に向いている方が良いので、そういったこともふまえて建物配置を決める必要があります。

今回は、ある程度基本設計が進んで建物形状が決まってきたこともあり、お客様と現地で建物の配置を確認することにしました。

計画地は、北西側が共有通路でその先に住居がなく、北東側と南西側に近隣住居があります。

南西側のお宅は比較的計画地寄りに建っていますが、北東側のお宅は木立を挟んだ先にあることが改めて確認出来たので、建物配置を少し北東側に寄せて配置する形で調整することになりました。

少し話しがそれますが、、
現地は、冬に訪れた時には想像出来なかったほど緑が生い茂っておりました。
この緑がどこまで残せるのか分かりませんが、改めてすごい場所に建てるな、とワクワクした気持ちになりました。

 

施工会社との面談

弊社が施工会社を選ぶ際に、基本的には相見積はせず、特命で選ぶことが多いです。

理由はいくつかありますが、1つは、弊社が行っているパッシブハウス設計の考え方を理解して施工してくれる会社が今現在余りないので、前向きに一緒に考えながら施工頂ける会社を特命で選んだ方が、うまく工事が進むためです。

その代り、その特命する施工会社を選ぶ先は、私が面談などを重ねて信頼できる会社なのかを、慎重に判断します。

今回、お客様にそういったことをお話ししたところ「是非、お会いしたい!」という要望を頂きました。
普段は、施工会社の方とお客様が面談することはないのですが、今回はちょっと特殊な状況なこともあり、依頼を検討している施工会社の社長さんと面談することになりました。

結論だけ書くと、植物のお話しなどで意気投合出来たように感じましたので、ひとまず良かったと思います。
今後、この面談をふまえ、お客様のご意見などもお聞きしながら、特命する施工会社を決めて行こうと思います。

 

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