House-KH-08 蟻返し施工確認

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銅板による蟻返し

本日は、防蟻対策のために設置している蟻返しの確認に行って参りました。
弊社は、基礎外断熱の採用を基本としておりますが、シロアリ被害に気が付きづらいという欠点を持っています。

シロアリ被害から防ぐ方法は色々あります。
例えば、耐朽性や耐蟻性のある木材(ヒノキや杉、ヒバなど)を使うことやそれらにホウ酸などの保護剤を塗布するなどです。

それらには防蟻対策として一定の効果があると思いますが、もっと重要なことがあります。
それは「寄せ付けない」ことと「侵入を防ぐ」ことです。

シロアリは木の腐った臭いに寄ってくる習性があるので、外部にしろ内部にしろそういったものを置かないように注意することは、寄せ付けなくするための第1歩です。

例えば、外部の場合は枯れた樹木などをそのままにしない方が良いですし、内部の場合は雨漏りや躯体内結露が原因で木が腐ってしまうことを防ぐ、などが重要です。

また、耐蟻性のある木材を使用したり木材の腐朽を防いでいたとしても、侵入を許しては対応が後手に回らざるを得ませんので、侵入を未然に防ぐ事も重要です。

今回確認した蟻返しは「物理的なことで未然に侵入を防ぐ」ことに寄与します。

 

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