House-KH-22 お引渡し

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House-KH 工事完了

途中で、木製窓の納品遅延によるスケジュール調整を余儀なくされましたが、本日お引渡しの日を迎えました。

設計開始から完成まで1年10ヶ月かかりましたが、時間を掛けた意味のある住宅になったと思います。
ここで少し内容を振り返りますが、狭小地という敷地条件をフルに活かした住宅になっています。

地下室は工事が大変ですが、敷地の有効活用が出来ますし、家の蓄熱性能が上がるので、温熱環境に大変貢献します。
また、敷地形状を利用した半地下のようなドライエリアに階段を設置したことで、地下室でありながら日差しのある明るい空間を実現出来ました。
それは、見晴らしの良いプライベートガーデンとなっている屋上庭園と合わせて、差異のある開放的なプライベート空間を1つの住宅に作ることにつながりました。

都市部では、開放感を出すことと居心地の良いことがイコールになるとは限りませんが、本住宅では開く部分と閉じる部分がうまくバランスされ、全体的に居心地の良い空間が実現出来たと思います。
これも、お施主様であるH様のご要望が形になったものですので、このようなお仕事に携われたことに大変感謝しております。

屋上の植栽を含めエントランスに設置した金網門柱や緑化フェンスのツタたちが、生い茂るには2~3年ぐらいかかると思いますが、その頃にはより深みのある空間になることを願っております。



 

☆NEXT→House-KH-23 日本エコハウス大賞

 

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