House-KH-04 山留・H鋼親杭工事

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親杭横矢板工法

本計画は、地下室があり土を掘る必要があるので、山留工事を行います。
今回は、メジャーな工法である親杭横矢板工法を採用しておりますが、まずは親杭であるH鋼材を打設します。

狭小地では、地下も利用して土地を最大限活用したいところですが、H鋼を打設するためには建物と敷地境界線をそれなりに空けて建築する必要があります。
それでも、地下室は建築基準法で床面積の緩和があるので、延床面積を確保したい時は有効な方法です。

また、地下工事は金額的にもそれなりに掛かりますが、土地が高額な東京の場合は、土地の広さを押えて地下室を作った方がトータルコストが抑えられる場合もあります。
さらに都市部では、高度斜線も厳しく高い建物が建てられないことも多いので、H様はトータルメリットを考慮され地下室を採用されました。

地下室がある高気密高断熱住宅は、考えることが多岐に渡るのでなかなかハードな計画ですが、やりがいを持って設計させて頂きました。

 

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