木造部の外壁仕上げ
弊社の外壁仕上げは、①木板、②ガルバリウム鋼板、③左官のいずれかが殆どです。
毎回、ご希望の仕上げをお聞きして決めていくようにしていますが、今回は木板をご希望頂きました。
また、木板とした場合も張り方で色々とパターンがありますが、張り方については特にご希望がないようでしたので、杉板のファサードラタン横張で施工することにしました。
(以前はドイツ下見や羽目板などで施工していましたが)最近はファサードラタンにハマっていますが、そのデザイン性や隙間を開けて張っているために板交換などのメンテナンスがし易いことが気に入っています。
その反面、防水シートの紫外線対策が必要にはなりますが、それは高性能な防水シートを採用することで対応しています。
いずれにしても、高性能なシートにしておくことで、ファサードラタンでも(将来的には)羽目板等に変更することも出来るので、汎用性が高い初期選択だとも思っています。
RC部の外壁仕上げ
RC部については、ほぼSTO外断熱システム一択だと思います。
STO外断熱は、EPSで断熱して専用の左官仕上げ材で仕上げるシステムです。
以前、木造住宅で採用しましたが、断熱材の厚みは自由ですし、カラーも相当選択肢があるので使い勝手は良いと思います。
デメリットとしては、若干コストは掛かることでしょうか。
今回は、エネルギーシミュレーションや各部の納まり、予算(コスト)などを踏まえて、厚みはt60としました。
色については、木造部で使用した杉板が将来的にシルバーグレーに変化することも踏まえて、数色のサンプルの中からクライアントに選択してもらいました。
杉板の変化が今から楽しみですね。