H-OY-09 仕上げ工事から引渡し

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外壁仕上げ

外壁仕上げは、主に「乾式工法」と「湿式工法」の2パターンに分類されますが、木板張りやガルバリウム鋼板葺きなどが乾式工法で、モルタル下地の上に左官(漆喰など)や塗装などの仕上げをする方法が湿式工法です。

今回は、EPS断熱材の上にトップコートで仕上げを行う「仕上げ材一体型EPS断熱システム」での仕上げになっています。
また、トップコートにも色々と種類がありますが、日本の気候に合った防藻・防カビ剤や酸化チタンを添加して耐久性を高めている「ガルデ塗り壁材」を採用しています。

 

内装仕上げ

壁・天井仕上げは、弊社では「パーシモンEウォール」という柿渋成分の入った左官材をお勧めしていますが、今回はクライアントからのご希望で「はいから小町」という珪藻土塗り壁を初めて採用しました。

珪藻土という名の通り、調湿性能にすぐれた仕上げ材ですね。
8色ほどのカラーバリエーションがありますが、ホワイト系を選択されました。

床仕上げは、無垢フローリングとリノリウム張を標準採用していますが、フローリングについては栗材を初めて採用しました。
木目感がしっかりあるちょっと荒々しい感じが良かったですね。

また、内装建具については、以前に採用して仕上がり感の良かったデュラポキシー塗装で仕上げまして、一部の建具は涼しげな色合いの青竹色になっています。

 

お引渡し

改修、それもスケルトン改修のためにスケジュールが読みにくいことはありましたが、工事請負契約書に記載のあった工期から4ヶ月遅延してしまいました。

途中でご説明させて頂いたとはいえクライアントにはご迷惑をお掛けしましたが、何とかお引渡しの日を迎えることが出来ました。
工期は遅延しましたが、その分、依頼した工務店さんには丁寧に造って頂けたと思います。

本住宅はパッシブハウス性能を有していますので、快適で健康的に暮らして頂けると思います。
しかし、体感は人それぞれの部分があります。
色々な方法を試しながら数年かけてクライアントらしい暮らし方を見つけて頂きたいと思います。

 

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