アアルト展に行く
仕事の合間に東京駅にある東京ステーションギャラリーで開催中のアアルト展に行って来ました。
アアルトは、個人邸から公共建築までの設計を始め、その建築に合わせ家具や照明器具などのプロダクトデザインも行うフィンランドを代表する建築家です。
自然光や照明を巧みに使う空間と光の調和は良いな、と単純に思いますが、今回私の目に留まったことは、アアルトは規格型住宅の企画などもしていたことです。
現在も伊礼さんが手掛けるI-works projectのように建築家が関わる規格型住宅がありますが、建築家が規格型住宅を手掛けると言う流れは昔からあるようですね。
建築家と規格型住宅
その土地土地の気候風土を始めてとする特徴を読み解くことに建築家の何たるか、がある気がするので、多少の違和感はあります。
しかし、なるべく予算を抑えてよい住宅を手掛けることは重要なことですので、建築家からのアイディアによってそれらを実現することはある意味必然かもしれません。
私は元々建売の設計から仕事が始まっているので、思いとしては同じようにあります。
まあ、将来的に私にそんな依頼があるかは分かりませんが、建築を広く深く探求し知ることで考え方の幅が広がりますし、アイディアの豊富さにも繋がります。
それは、規格型住宅を始めローコスト住宅などの質の向上に必要なことだと思いますので、いつか私の知識や経験が活きる場が訪れるといいな、とアアルト展に行ったとは思えない思いに耽りました。笑
何にせよ、仕事への刺激になったことは間違いありません。