仕事のついでに立ち寄った京都旅の三日目です。
建築とは関係ないお話ですが、私の人となりは分かるとは思いますので、お付き合い頂ければ幸いです。
※一日目はこちら → 京都を旅する1
※二日目はこちら → 京都を旅する2
いざ、桂離宮を訪れる
一日目で玉砕した桂離宮でしたが、その時に、何時ぐらいに並ぶと当日券を入手出来そうか確認しておきました。
この二日間でかなり京都を堪能出来ていたので、ちょっと面倒くさい気持ちも湧き上がっていましたが(笑)、帰りの新幹線までに時間があったこともあり、早々とホテルをチェックアウトして桂離宮へ向かいました。
8時過ぎに桂離宮へ着くとすでに列が出来ており、私が30人目ぐらいでした。
コロナ禍ということもあり人数が制限されていて、お目当ての時間のチケットが入手出来るのか微妙な順番でしたが、
何とか新幹線に間に合いそうな12時からのチケットを入手出来ました。
さて、チケットが入手出来たのは良いですが、また時間を持て余します。笑
ここから3時間弱で往復出来そうな場所と言えば、そう、もう嵐山しかありません。
ということで、混んでいることを承知の上で、嵐山に向かうことにします。
嵐山・渡月橋を渡る
蕎麦好きなわたくしですが、嵐山に来ると食べるお蕎麦屋さんがあります。
「嵐山 よしむら」というそのお蕎麦屋さんは、2階の客席から渡月橋が一望出来るので、とても人気のお店です。
お店に到着して開店時間を確認すると10時半からで、現在は10時少し前。
ちょっとぐるりとするかと思いつつも入口を覗くと、既に並んでいる方々がいらっしゃいました。
皆さん、早すぎ。笑
ぐるりとしている間に列が増えても嫌なので、仕方なく並ぶことにします。
30分ほど待つとようやく開店して、まずは予約の方を呼んでいる、、えっ、予約出来るの!とこの時初めて知ることに。
皆さん、よしむらで2階のカウンター席に座りたい方は、きちんと予約しましょう。笑
で、私は比較的前の方に並んでいたと思いますが、2階カウンター席には座れませんでした。
そうは言っても、見晴らしの良い2階席には座れましたので、ひとまずならんだ甲斐はありました。
頼んだメニューは、メインのお蕎麦に蕎麦の実サラダ、蕎麦の実ちりめんご飯、漬物等がセットになった「清水膳」です。
色とりどりの蕎麦を楽しめるメニューになっており、美味しいのはもちろんのこと、とても満足なボリューム感です。
三度、桂離宮を訪れる
朝食なのかランチなのか分からない食事を済ませて、渡月橋を渡り駅へ向かいます。
行きよりも人の流れが増えたようで、お昼前ぐらいからいらっしゃる方が多いようですね。
さて、京都に来て三度目の桂離宮に戻ってきました。笑
いよいよ待ちに待った見学です。
桂離宮に至っては、書籍などである程度の知識はあるつもりではありますが、見学すると庭の細部まで丁寧に作られているのを感じ、やはり来ないと分からない良さがありますね。
ここまで出来ると庭づくりも楽しそうですが、実際の家づくりにおいては、なかなかそこまでは出来ません。
ただ、緑が何もない住まいは味わいもなく殺風景だと思いますので、近隣の景観も意識しながら美しい佇まいの住宅を設計出来るよう、これからに1つ1つ丁寧に仕事が出来ればと思った、桂離宮見学となりました。
最後に
たまにはプライベートなことも書いてみるかと、軽い気持ちで書き始めましたが、なかなかの長文になりました。
今回は完全ノープランでの京都入りとなりましたが、歩いて旅して、車で旅して、最後は電車で旅してと、なかなか面白い三日間を過ごせたと思います。
今更ながらですが、普段の仕事では設計という立場上、色々な段取りや根回し、事前準備をすることが多いので、プライベートではその反動で何も考えないノープランの時を過ごしたくなるのかな、なんて思います。
また、実は先が分かる・見えると途端に飽きてくるという性分の持ち主ですが、(やることが多すぎて)飽きさせてくれない住宅設計という仕事に出会えて本当に良かったなあと、改めて思う次第です。
何にせよ、今まで一番充実した京都の旅になったことは間違いありません。
次の旅が何時で、何処が目的地になるのか分かりませんが、これを良い経験として、次もノープランで行ってみたいと思います。笑