House-TA-01 土地探しから設計監理契約

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土地のご相談

土地探しから家づくりをご検討の場合は、その段階から建築士に相談する方が望ましいと思います。
理由はいくつかありますが、主な理由は、住宅を設計頂く方にその土地の特性を見てもらった方が良いからです。

要は、不動産屋さんは土地のプロなので探して頂くことは依頼しても、彼らは建築についてはプロではありませんので、土地の特性については「餅は餅屋」ということで建築士に聞くのが良いと思います。

弊社はそういった考えを持っておりますので、土地探しのお客様にはその段階からご相談に乗っております。
本計画も土地探しからのお客様ですが、ご相談でお持ちになった土地は12坪程度の狭小地でした。

「家族が暮らす家を造ることは可能でしょうか?」とのことでしたので、法規を踏まえボリュームチェックをしたところ「使い方を割り切って頂けるなら何とかなる」と思い、そのままお客様にはお伝えしました。

結果として、ご相談頂いた土地をご購入することになり、設計も弊社にご依頼頂けることになりました。

 

住宅ローンの落とし穴

家づくりにおいて住宅ローンをお使いになられる方が殆どだと思いますが、今回は私も知らなかった事態に直面しました。

弊社は住宅ローンアドバイザーをご紹介することも可能ですが、今回はお客様ご自身で住宅ローンを調査し選定して手続きを進めることになりました。

その状況の中、お客様から「なかなかローン会社が見つからない」という報告を受けたのですが、その理由が「40㎡以下の土地だと住宅ローンが使えない」ということでした。

どうやら「住宅の土地として担保価値がない」ということのようですが、そんなことがあるのか!と初めて知りました。
本土地の大きさは、私史上でも最小の土地になるのですが、思いもよらなかったことが起きました。

最終的には、住宅ローンが組める金融機関を探し出されたようで事なきを得ましたが、狭小地で尚且つ、住宅ローンを利用して住宅建築を行う場合は気を付けて頂きたいですね。

また、ローン以外にも懸念事項があったので、念のため購入前に敷地調査を入れて最終確認しましたが、この点は大きな問題もなく、無事に土地を購入する運びになり、同時に設計監理業務委託契約も締結頂くことが出来ました。

これから基本設計に入ります。
先にも書きましたが、私も体験したことがない狭小地になりますが、今までの経験を活かし良い住まいをご提案出来るように最善を尽くしたいと思います。

 

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