H-KRN-06 建て方から構造検査

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建て方

本計画は平屋建てなので、棟上げまででしたら一日掛からずに完了する規模です。
しかし、雨仕舞を考えると、屋根の防水処理までは一気に進みたいです。

それらを考慮して、今回は二日間かけて建て方作業を行いました。

総勢6名の大工さん達が作業に当たっていましたが、一日目で「付加断熱のネオマフォームの敷き込み+透湿防水シートの施工」まで完了しました。
基本的に天候は考慮していますが、ここまで進めばひとまず安心です。

二日目は、地組された通気垂木をクレーンで吊って施工し、時間を短縮。
続いて、通気垂木をパネリードで留めて、屋根仕上用の野地板を施工します。

ここまで進めば、明日以降に屋根屋さんがルーフィングを施工出来て、屋根の雨仕舞は完成します。
壁は、当面はブルーシートで雨仕舞することになりますが、極力、構造躯体含む木材を雨に晒さないように注意して進めています。

 

構造検査

基礎配筋検査の時にも書きましたが、本計画の構造設計事務所は各構造検査を構造設計者自ら行って頂けます。
木造住宅規模では珍しいとは思いますが、構造計算及び図面作成頂いた方に検査頂いた方が安心です。

木造の構造検査は、主に「金物」と「耐力壁」の施工をチェックします。
構造設計者に金物の設置状況を確認頂いている間に、私は耐力壁(構造用面材)の施工状況を確認します。

構造用面材の確認は、主には釘のピッチと施工状況の確認になりますが、釘が構造用面材にめり込み過ぎていることがありますので、そういった箇所は増し打ちで対応します。

数か所の金物施工を是正頂きましたが、大きな問題もなく検査は完了しました。
今後は、壁の付加断熱施工へ進みます。

 

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