H-HN-10 内部仕上げ工事

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床仕上げ

弊社は、一般部を無垢フローリング、水廻りはリノリウム張をご提案することが殆どですが、今回も同様の仕様でご提案しました。

無垢フローリングはお客様のご希望によりますが、殆どの方がオーク(若しくはナラ)を選択されます。
また、オークにもいろいろと種類がありまして、風合いや色、値段などを考慮の上で商品を決めますが、今回は北海道産ナラの無垢フローリングになりました。

それと、一部に土足で入る床面がありますが、その部屋はアカシアの無垢フローリングにしてみました。
初めて採用する樹種でしたが、色合いが個性的で土足で入る空間に合っている気がします。

また、その色合いは無垢フローリングの中でも高級なチークやウォールナットに近いですが、それらよりも安価で購入できることはメリットの1つかと思います。

 

壁・天井仕上げ

工事契約時は塗装済みの紙クロスになる予定でしたが、比較的安価に出来る左官材をご提案したところ、気に入って頂きまして変更することになりました。

その左官材は「パーシモンEウォール」という商品ですが、他メーカーの材料のように卵の殻や珪藻土による調湿効果もあるのですが、他にない特徴として、柿渋タンニンによる殺菌や消臭、ホルムアルデヒドなどの揮発性有害物質の中和効果が期待出来ます。

ちなみに、軽井沢・平屋のパッシブハウスでも同じ材料をローラー仕上げで採用していますが、左官仕上げの方が仕上がり感に表情があるかなと思います。

左官仕上げの場合はコテ具合で表情に変化があるので、事前にお客様の好みを確認する場を設けました。
結論としては、壁の方が陰影のある仕上げ感として、天井と壁に変化をつけることになりました。

また本計画は、ご家族人数分の個室がありますが、各部屋にアクセントカラーを施しました。

 

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