H-HN-07 建て方から中間検査

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建て方

弊社では、プレカット段階でホウ酸塩による防蟻処理を施していますので、建て方日の雨天が厳禁です。

よって、天候に左右される為に季節によってはなかなか日程が決まらないことがありますが、比較的晴れの日が多い晩秋から冬にかけての時期に施工出来る本計画は、タイミングの良い工期スケジュールとなっています。

さて、本計画は都市部に建築する木造3階建て住宅ですが、建て方作業に色々と制限が掛かりやすいこともありまして、二日間の建て方作業になりました。

一日目で3階の床まで、二日目で1層目の屋根野地板(+垂木間断熱)までを施工しましたが、最近は屋根の防水処理まで一気に進めるようにスケジュールしています。

 

屋根工事

弊社では、登り梁で屋根を構成することが多いですが、高さに制限があるような場合には不向きな方法です。
よって、高さに制限が掛かる本計画のような木造3階建ての場合は、一般的な垂木方式の屋根構成で設計するようにしています。

垂木方式にも転がしと落とし込みがありますが、今回は転がしでネオマフォームを垂木間に充填する方法としました。

また、充填断熱のみは木熱橋が無くならないので、ネオマフォームt45を付加断熱としました。

その他は、通常通りに通気垂木を施工して、ガルバリウム鋼板葺きの下地となる野地板とルーフィングを施工して完了です。

 

中間検査

本計画のような木造3階建て(を含む一定規模以上の建築物)の場合は、審査機関による中間検査が義務付けられています。

(木造3階建ての場合は)屋根工事完了時がそのタイミングとなりますが、ホールダウン金物などの設計図書に書かれている構造金物がきちんと施工されているのか、をチェックする検査となります。

尚、構造金物以外の部分は殆どチェックされませんが、柱や梁が所定の部位で指定されているサイズが使用されているのか、などその他の部分は、工事監理者の私が工事工程毎に確認しています。

今回も大きな指摘もなく検査には合格しましたので、次の工程に進みたいと思います。

 

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