高性能住宅と窓 見積書の調整が完了しましたので、お客様に工務店と工事請負契約を締結頂きました。 日本の省エネ基準をはるかに上回る温熱性能を有する本案件ですが、外壁仕上げに焼杉を採用したり、内壁仕上げの一部を土壁にしたりと、日本の伝統的な家づくりとこれからの家づくりを上手く融合させたいとのお客様の思い
続きを読む投稿者: maruyama
column043 断熱と日射熱を考える
高気密高断熱住宅とは 高気密高断熱住宅と聞いても、実際はどの程度の性能があるのか分かりません。 何故か?それは、高気密高断熱の指標が存在しないからです。 ですから、省エネ4等級程度で高気密高断熱住宅と謳う会社もあれば、HEAT20・G2レベルでそう謳う会社もあります。 指標がない(別の言い方をすると
続きを読むcolumn042 ローコスト住宅を考える
ローコスト住宅という言葉の弊害 家づくりを目指しているエンドユーザー(以下、ユーザー)が建築のプロに相談の出来るWEBサイトなどでよく見かける内容に、「なるべくコストを掛けずに建てたい」とか「〇〇な希望だと予算はどのぐらい必要でしょうか」などがあります。 家づくりには大きなコストが掛かりますし、多く
続きを読むHouse-HT-03 実施設計その2
工事見積書を作成する 現在、施工依頼予定の工務店に見積書を作成頂き、内容を精査するところまで進んでおります。 金額としても、おおよそご希望に近いところまでまとまって来ており、取りあえず安堵しています。 弊社は、最初に頂いたご予算を踏まえながらも、設計の段階では極力お客様から頂くご要望を取り入れるよう
続きを読むH-KRH-04 樹木を伐採する
本計画は、長野県・軽井沢町で設計中の一戸建て住宅です。 避暑地として有名な軽井沢ですが、冬は氷点下になるほど寒い地域です。 そんな軽井沢で、夏も冬も快適に過ごすことを望んだお施主様と共に、パッシブハウスを目指しています。 定点カメラ 伐採に先だって、工事の様子をカメラに収めておきたい、
続きを読む住まいにおける良好な温熱環境
住まいにおける良好な温熱環境とは 先日、久しぶりに慶応義塾大学理工学部教授である伊香賀氏のお話をお聞きするため、東京建築士会とベターリビングの共催で行われた「住宅における良好な温熱環境の実現に向けた実務者講習会」に参加して来ました。 伊香賀氏は、住宅の温熱性能が暮らす方々の健康にどのように影響をもた
続きを読むエクセルギーを学ぶ
エネルギーは保存されるけど 皆さん、「エクセルギー」という言葉はご存知でしょうか。 私もその言葉を知ったのは大人になってからで、かれこれ7~8年前のことです。 それから、その研究の第一人者で在られる宿谷昌則氏が著した本を読んでは挫折し、また読む、みたいなことを繰り返しておりますが、なかなかどうして、
続きを読むストック建築を考える日
住宅医スクール 検定会 本日は、住宅医協会が開催していますスクールにて、住宅医の検定会が行われました。 住宅医の詳しいことは下記リンクをご確認頂ければと思います。 https://sapj.or.jp/aboutsapj/ 私自身はスクールの受講は終わっておりますが、この検定会では「今皆様がどんなお
続きを読むcolumn041 暮らしの常識を変えよう
冬の最低室温は18℃ 前回のColumn040では「室温」についての様々な基準を書かせて頂きましたが、それらは基本的には最低限の状態を決めるための指標に過ぎませんので、本来はその空間の管理者や使用者によって目指すべき室温を考えなくてはならないことが何となくわかって頂けたかと思います。 その中でもWH
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