パッシブハウス

column047 パッシブハウスを知る-暖房編

Column036の続きです。   暖房基準とは 前回書かせて頂いた内容も含みますが、ここで暖房基準の概要を書かせて頂きます。 暖房基準には2つの方法が用意されており、、 1) 暖房需要:年間の暖房用エネルギー消費量(kWh/㎡・a) 2) ピーク負荷(暖房負荷):最も条件が悪い時に必要な

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House-HT-08 躯体工事1

金物検査 弊社は、全棟で構造事務所による許容応力度計算を実施しています。 耐震等級は「3」を基本としていますが、都市部などで間口が狭いと難しいこともありますので、そういった場合は制振材を併用して耐力向上に努めています。 基本的なこととして、耐震等級が上がると耐力壁の総長が増えますし、1か所の耐力壁に

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PHC-SY-02 コンサルティング01

初めに建もの燃費ナビを入力 コンサルティングを始めるにあたり、まず依頼者に行って頂く作業が「建もの燃費ナビ」の入力です。 基本的には、コンサルティング契約前にご入力頂いて、ご自身でパッシブハウス認定(以下、PH認定)を満たす性能を有しているのかをご確認頂きます。 次にご入力頂いた内容をこちらで確認致

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House-MS-05 温熱設計

基本計画 改修から新築に計画変更した本案件ですが、今回は基本計画から工事契約に至るまでの設計の流れを書いてみようと思います。 まず、基本計画を始めるにあたりお客様と共通認識としてあったのが、家の大きさです。 土地がそれなりに大きいので建物も大きく建てられますが、必要以上な規模で計画すると予算がいくら

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column046 気象データを比較する

暖房デグリーデー 住まいの快適性を考える上で断熱性能は重要なことの1つです。 Ua値で比較することが多いと思いますが、そもそもどういった数字なのでしょうか。 Ua値の単位を見ると「W/㎡・K」なので、面積1㎡で内外温度差1℃の時の熱の移動量を表していることが分かります。 例えば、Ua値0.87W/㎡

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House-HT-07 上棟

構造材とJAS製品 今年の梅雨は晴れ間がほとんどなく日程調整に難儀しましたが、昨日無事に上棟することが出来ました。 なかなか日程が決まらず、ご見学を希望しておりましたお施主様にはご不便をお掛けしましたが、朝からご見学出来たようなので安堵しました。 さて、ここでは少し材料のことを書こうと思います。 弊

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パッシブハウス

PHC-SY-01 計画概要_パッシブハウス認定

パッシブハウス認定について パッシブハウスとは、環境先進国ドイツにあるパッシブハウス研究所で提唱している省エネ基準を満たした建築物のことを指しています。 そのため、パッシブハウスを謳うためには正式に認定を取得する必要がありますが、「パッシブな設計をした」という解釈のみでパッシブハウスと謳っている住宅

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House-MS-04 計画変更

前回の投稿を境に更新が滞ってしまいました。 そして、知らず知らずのうちに1年が過ぎてしまい、ここまであっという間だったことに改めて気付かされました。 さて、滞ってしまった結論から書かせて頂きますが、改修計画だった本案件は「新築計画」に変更になりました。 変更になった理由については余り詳しくは書けませ

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column045 土地探しを考える

土地探しのコツ 当たり前の話ですが、注文住宅を建築する場合は建築可能な土地が必要です。 その土地が、親御さんから相続するなど既に決まっている場合は、この部分で悩むことは少ないと思いますが、これから購入する場合は皆様それぞれに分からないことがあり、ご苦労されることが多いのではないでしょうか。 そこで今

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Smartwin(佐藤の窓)を視察する

高性能木製窓 Smartwin(スマートウィン/通称、佐藤の窓)については、以前にもBlogで紹介していますが、ドイツ生まれの高性能アルミクラッド木製窓です。 独Smartwin社代表のフランツ・フロインド―ファー氏の言われる「インストールψ値(プサイチ)をマイナス値に持ち込み、窓回りの熱損失を抑え

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