H-SN-01 ご相談から設計監理委託契約

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新築のご相談

弊社にご相談に来られる方は、パッシブハウスジャパンHPの賛助会員リスト、若しくは、日本エコハウス大賞(建築雑誌ビルダーズ主催の住宅コンテスト)HPの受賞者一覧のどちらかをご覧になりご連絡を頂くパターンが殆どですが、ご相談の方は日本エコハウス大賞HPをご覧になられたとのこと。

家づくりについて調べていく中で、直接エコハウス大賞HPにたどり着くというよりは、建築関係者が運営しているYouTube等でエコハウス大賞のことが紹介されているようで、エコハウス大賞・優秀賞受賞の影響が大きいことを実感する瞬間でもあります。

さて、いつものようにこれまでの経緯をお聞きすると、文京区で主に児童書を扱う本屋さんをご夫婦お二人で営んでいるそうで、その本屋さんの近場で良い土地がないか数年前から探していたそうです。

今回、たまたま散歩の途中で土地が販売されているのを発見して、購入に至ったとのことでした。
一通りの意見交換を済ませて、その日のご相談は終わりました。

 

現地を確認する

ご相談の翌日でしたが、弊社に設計を依頼したい、とのご連絡を頂きました。
早々に弊社へのご依頼をご決断頂きまして、大変有難いことです。

今後は、設計監理委託契約に向けて準備を進めますが、まずは土地を拝見させて頂くことにしました。

現地を確認すると、敷地内に高低差のある設計難易度が大変高い条件の土地でしたが、坂の上部にある立地なこともありまして、都市部にしては見晴らしが望めそうな環境でした。

立地や環境などの建築条件としては一長一短といった所でしたが、お聞きしていたご予算で建築可能なのか、というコストについては再検討する必要性を感じました。

また、設計難易度が高いということは、施工難易度も高いことに他なりません。
そこで、普段は設計監理委託契約前にはしませんが、一度工務店に現場をご確認頂くことにしました。

現地を確認しながら工務店の監督と私で意見交換をしましたが、私が考えていた施工上の問題点等と大よそ意見が一致しました。
また、施工難易度が高いことは間違いはありませんが、施工上は何とかなることは分かりました。

但し、建築コストついては、設計内容でだいぶ違いがありそうで、監督との話し合い内容を含めてお客様にご報告を致しました。

 

設計監理業務委託契約

私との打合せ後に、ご家族の中でもお話し合いをして頂きまして、ご予算を上げて頂けることになりました。

尚、そうはいっても、建築コスト増になりえる不確定要素がある中でご予算の上限はありますので、「住まうに足りる」サイズ(床面積)で設計を進めたい、との意向はお伝えしました。

色々とお話し合いを致しましたが、改めて弊社と設計監理委託契約を締結頂けることになりました。

先の通りに、設計・施工難易度が非常に高い案件になりますので、スムーズに設計や施工が進まないことがあるかもしれませんが、お客様にとって安心・安全・快適な住まいとなるように最善を尽くしたいと思います。

 

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