H-MT-01 ご相談から設計監理契約

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ご相談

ファーストコンタクトは、パッシブハウスジャパンのHPで弊社を見つけて、メールにてご連絡を頂きました。
内容としては、親御さんの家の建て替えを計画されているとのこと。

お会いしてお話しをお聞きすると、10年ぐらい前から家づくりについて考えていたそうで、その当時にも設計事務所や工務店にお話しを聞きに行かれたとのことでした。

しかしその時は、色々と検討しているうちにタイミングを逸してしまったようで、今回改めて家づくりプロジェクトを始動されることにしたそうです。

さて、弊社の初回相談は、私から何かをご説明するというよりはご相談者からご質問を頂きまして、それに答えていく方法を採用しています。

弊社にご相談に来られる方々は、強弱の違いはあるにせよ、色々とご自身で調べていて温熱環境に興味がある方々が多いですが、その反面、情報がきちんと整理されていないのが実情です。

従って、ご面談は私の考え方や趣味嗜好によるものではなく、一設計者として情報を整理して一般解として回答する、そんな場になるように努めています。

今回も、色々と情報交換をさせて頂く中でその場は終了致しましたが、その後、弊社に設計を依頼したいとのご連絡を頂きました。

 

現地確認

設計のご依頼を頂きましたが、有難いことに多くの案件を進めているので、実際に設計に入るのは半年後になる状況でした。

弊社の場合は、設計開始時期が半年後になる場合でも、(現状では)事前に契約などは交わしていません。
メールでも口頭でも良いのですが、依頼のご意思を示して頂ければ、予定に入れることにしています。

さて、設計開始までに間が空いてしまう場合でも、定期的にコンタクトは取るようにしています。
例えば、既に土地がある場合は現地確認をさせて頂きますし、お客様のご要望に合いそうな完成済みの弊社の設計案件をご案内することもあります。

今回は、親御さんの家の建て替えのために土地がある状況ですので、まずは現地を確認させて頂きました。

現地は、間口より奥行きがある敷地形状ではありますが、南道路の日当たりが良さそうな場所でした。
間口が奥行きより狭いですが、敷地そのものが比較的大きいので、間口が狭いという感じではありません。

敷地をみて、路地を進んでいくと中庭があるプランが良さそうかな、と直感的には思いましたが、実際はお客様のご要望をお聞きしながらプランを決めていくことにはなります。

 

設計監理委託契約

一般的なご契約までの流れをご説明すると、ご契約の前には重要事項説明という建築士法で定められた事前に契約内容をご説明する場があります。

その場では設計料の話なども致しますが、弊社の設計料は坪単価になっていますので、契約を進めるには計画する住宅の大きさがある程度は決まっている必要があります。

そもそもですが、設計依頼がある前にプレゼンを行うことが一般的なので、その時点である程度の大きさは分かっていることになりますが、弊社の場合は設計依頼前にプレゼンを行っていません。
(理由はいくつかありますが、ここでのご説明は割愛します。)

しかし、ある程度は大きさを把握しておく必要がありますので、プレゼンの代わりに「ダイアグラム案」という簡単な概略プランを作成して、大よそのボリュームを決める作業を行います。

こうして、ダイアグラム案により大きさの目安を決めて、委託契約時の設計料を決定しご契約頂くこととなります。

 

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