「東京の土壁の家」完成見学会

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東京の土壁の家

8回に渡って行われて来た見学セミナーの最終回となる完成見学会が行われましたので、東京建築士会・環境委員会スタッフの一人として参加致しました。

この住宅は、国交省のサスティナブル建築物等先導事業(気候風土適応型)に、東京で初めて採択された伝統的木造住宅で、建築家の高橋昌巳さんが設計している住宅です。

簡単にこの見学会に参加した経緯を説明しますと、普段の私はパッシブハウスの考え方をふまえた住宅を設計しておりますが、「伝統と未来」をつなぐような住宅を設計したいと常々思っております。

そんな「伝統」という部分において「土壁の家づくり」にとても興味がありまして、このセミナーに参加しました。

詳しい内容は、過去のBlogをご確認頂ければと思いますが、伝統的に行われて来た家づくりの良いところや悪いところなど、セミナーを通していろいろと垣間見ることが出来ましたので、意義のある見学セミナーだったと思います。

どこまでの範囲(施工方法)を伝統的木造住宅と捉えれば良いのか?の議論はあると思いますが、あまり宗教的にならずに、良いものを残しつつ今の技術や知識をきちんと反映した家づくりであるべきかな、と私としては思います。

 

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