第4回日本エコハウス大賞 公開審査

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日本エコハウス大賞の公開審査

普段、公開審査のような大勢の前で話しをするという場にはなかなか立たないので、どう言った内容が良いのか分からず私なりに試行錯誤しました。

最終的には、公開審査として必要な物件の説明をするということより、自分の言いたい事を言うことを選びました。
そのことが影響したのかは外からは分からないですが、結果として大賞を逃しました。

審査の感想としては、もっと突っ込まれるかな?と思っていましたが、意外とやさしい感じの質問内容で、4人のうちお二人が屋内への光の取り入れ方だったのが、私としては意外でした。

確かに、狭小地ではそう言ったことが課題なのかもしれませんが、窓をつけることによるメリットとデメリットを設計者と建主様が打合せを重ね今があります。
そのあえて閉じる、という選択肢も狭小地ならではのことだと思いますが、そのことへの理解はあまりない様に感じました。

窓をつけなかったことが「探究心が足りない」みたいな話になることには?をつけざるを得ません。
まあ、私の説明不足が原因かもしれませんので、何とも言えません。

準防火地域の狭小地でこの手の性能の物件を造ることは、自分で言うことではないですが、結構大変なことです。
施工頂いた参創ハウテックも苦労して工事に当たったと思います。

私としては、この大変さについて審査員から質問があるかな?と勝手に思っていましたが、そういったものはありませんでした。
この質問がないことは、そんなの当たり前だから無いのか?重要では無いから無いのか?分かりませんが、私としてはもっとその部分に注目しないと、東京などの都市部でエコハウス大賞的な住宅が増えることはないと思います。

終わった後、ビルダーズの木藤さんにお聞きしましたが、東京は応募自体が少なかったとのこと。
やはり、そんなもんなのかな?とも思いつつ、都市部のエコハウスが盛り上がるように、東京で頑張るエコハウス的な特集もして欲しいですね。

何にせよ、全て敗者の戯言ですが、優秀賞とオスモ&エーデル賞のダブル受賞という結果には、とても光栄に思いますし、満足しております。

また木と樹の家@小日向の設計をしても窓が増えることはないと思います(しつこく言う。笑)が、今後も都市部でのエコハウスとは?の飽くなき探究心を忘れず、仕事に取り組んでいきたいと思います。

最後に、お祝いのメッセージを送っていただいた方々、ありがとうございました。

 

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