column012 新築と改修を考える

住宅建築とは 住宅建築のあり方を大きくわけると「新築」と「改修」です。 建て替えは「新築」であり、中古住宅を購入することは規模の大小はあれ「改修」することが前提になると思います。 現在の日本で住宅購入を検討する場合、注文住宅であれ建売住宅であれ、多くの方が選択する方法が新築です。 また、その後の流れ

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column011 design concept

住居とは「私たちの生活を雨風や寒暖から守る」ためのものです。 古くは竪穴式住居から始まった私たちの住居は、自然の驚異に晒されながらも、時にはそれらの力を利用して「如何にして快適性を得るか」ということを考えながら生活してきました。 吉田兼好の徒然草「家のつくりやうは、夏を旨とすべし」は有名ですが、今で

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House-KH-09 お施主様の現場確認

本日は、お施主様へ現場にて工事の状況説明を行いました。 本来は、現場内に入り色々お話が出来れば良かったのですが、スケジュールが上手く噛み合わずコンクリート打設直後の日程になり、見えるところが余りない状況での説明となりました。 それでも、段々と形になっていく様子を楽しんで頂けたかと思います。 工程がち

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House-KH-08 蟻返し施工確認

銅板による蟻返し 本日は、防蟻対策のために設置している蟻返しの確認に行って参りました。 弊社は、基礎外断熱の採用を基本としておりますが、シロアリ被害に気が付きづらいという欠点を持っています。 シロアリ被害から防ぐ方法は色々あります。 例えば、耐朽性や耐蟻性のある木材(ヒノキや杉、ヒバなど)を使うこと

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House-KH-07 基礎壁配筋検査

構造事務所による配筋検査 本計画は、一階床をRCスラブとしない特殊な工法にしているので、住宅にしては地下躯体の構造(配筋)が少し複雑な組み方になっています。 そんなこともあり、先日行った構造事務所による耐圧盤の配筋検査では、多少の是正内容が出てしまいました。 本日は、耐圧盤に引き続き地下壁の配筋検査

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column010 仕上素材を考える-基本編

仕上げ材 外壁や屋根などの外部から内壁・床や天井と言った内部まで面を構成する部分には、多くの場合に仕上材が存在します。 外装材であれば、窯業系サイディングから石やタイル・塗装・木板など様々なものが存在しますし、内装材についても、ビニールや紙のクロス類から漆喰などの塗り材や塗装などこちらも様々存在しま

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House-KH-06 地下防水工事と配筋墨出し

ボルクレイ地下防水 地下室は、何といっても防水工事が重要です。 防水の方法はいろいろとありますが、通常私が採用する工法がベントナイト系のボルクレイ地下防水です。 天然鉱物のベントナイトは、土と同様の成分なので水質汚染を起こす有害物質が一切溶出しない環境にやさしい材料で、水分に触れると膨張してゲル状の

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column009 窓を考える-基本編

建物には、外部へ向かって開いている部分があります。それを「開口部」といいますが、換気の為のものだったり人が出入りする為のものだったりします。窓もその開口部の1つで、採光や通風、眺望といった目的のために設置されており、主にガラスで外と内を遮っているものを言いますが、今回はそんな窓についてのあれこれを書

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House-KH-05 山留・根切り工事と断熱施工

関東ローム層 現場はいよいよ山留工事が本格始動。 根切り工事が始まりまして、先週は根切り底の確認へ現場に行って参りました。 東京の西側は所謂関東ローム層の場合が多いかと思いますが、建築地もそういった場所になり、現地の根切り底を確認しましたが、特段問題ありませんでした。   地下の外断熱 さ

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column008 構造用面材の選び方

構造用面材の選定 木造住宅の場合、地震に強い建物にするために「耐力壁」というものを設置します。 大まかにわけて「筋交」と「構造用面材」の2種類の方法がありますが、最近は構造用面材で造る方が地震に強い建物が出来ると言われています。 そんな構造用面材は構造用合板を始めとして、いくつもの種類がいまは使われ

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