House-HT-08 躯体工事1

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金物検査

弊社は、全棟で構造事務所による許容応力度計算を実施しています。

耐震等級は「3」を基本としていますが、都市部などで間口が狭いと難しいこともありますので、そういった場合は制振材を併用して耐力向上に努めています。

基本的なこととして、耐震等級が上がると耐力壁の総長が増えますし、1か所の耐力壁に掛かる耐力が大きくなるので、柱頭柱脚や仕口等で使う金物もより耐力がある商品を使うことになります。

そういったことでは、現在の在来木造は「釘と金物が構造耐力を担っている」と言っても過言ではありません。

今回は、そんな金物の施工確認を行いました。
一部で未施工部分がありましたが、施工状況においては概ね良かったと思います。

 

床断熱工事

何の制約もなければ「基礎外断熱」を選択しますが、今回は諸々検討した結果「基礎内断熱」としました。

どちらを選択するにせよそれなりに工事は大変ですが、どちらかと言えば、基礎内断熱の方が施工精度を出すのが大変だと思いますので、しっかりと現場確認することが重要です。

今回は、普段基礎内断熱を行っていない工務店に依頼しておりますが、きちんとご説明すれば現場の大工さんは施工方法を理解してくれます。

現在も多くの現場で起こっている断熱の施工不良について、悪いのは現場の大工さんではなく、工務店の監督に管理能力(断熱施工に対する知識)がない場合が殆どだと思います。

そういったことでは、エンドユーザーが工務店を選択する方法として、打合せの場などで監督さんにも同席頂いてどんな方が施工管理してくれるのか、知っておくと判断の参考になるのかもしれません。

(ブルーシートで雨養生しているので、全体的に写真が青いです。。)

 

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