第4回日本エコハウス大賞シンポジウム

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本日は、昨年行われた第4回日本エコハウス大賞のシンポジウムが行われました。

前回の大賞作品を設計した森さんの基調講演に始まり、審査員によるリレートーク&パネルディスカッションなど、なかなか盛り沢山の内容でした。

それぞれに楽しい話でしたが、ここではパネルディスカッションについて。

内容は、今回奨励賞などに選ばれたいわゆる意匠系設計者の作品をいくつかピックアップして、議論を交わすというもの。見方を変えれば奨励賞に留まった作品なので、性能面ではそれなりの問題がある作品、とも言えます。

で、これは私の感想ですが、その性能面の問題がどうして起こるかと言うと、要は計算やシミュレーションに依らず、感覚による設計をしているからだと思います。
循環ファンの件で、松尾さんから指摘があったことからもそれは分かると思います。

感覚による設計は、昔からパッシブデザインを称してデザイン優先の設計をしている方に多い印象がありますが、やはりシミュレーションなどの裏付けを持ってパッシブデザインをしていくことが重要だと思います。

話の中では、意匠系設計者がこう言ったエコハウスコンテストに興味を持ち出したことを評価していましたが、私としては何となく評価の敷居が下がっている印象も持ちます。
何にせよ、意匠と性能の両面で優れた設計が出来るように、これからも努力したいと思います。

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