M-BLOG 2025.04月号

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プロローグ

今年から始めたM-BLOGですが、4回目の投稿となります。
段々と形が出来てきたと思いますが、引き続きお付き合い頂ければ幸いです。
それでは、今号の目次です。
1.交流見学会
2.パッシブハウスとは何なのか
3.練馬の家・完成写真撮影

以前に書いた「仮)aama友の会」で少し動きがありました。
当初の想像とは違った形になるかもしれませんが、何事もやってみないと分かりません。
まずは、出来ることを進めてみようと思っています。

 

1.交流見学会

以前より、弊社・クライアントの集まりである「仮)aama友の会」なるものを開催しようと色々と思案しているところなのですが、先週末に行われた弊社の「練馬の家・完成見学会」でプレ会を実施してみました。

事の始まりは、完成見学会の募集をしたところ、木と樹の家のクライアントより見学会に申込み頂いたことです。
新規の方より既存のクライアントの方がお申込みが早いという(笑)、大変有難い限りなのですが、それなら他のクライアントにも声を掛けてみようと思い立ちました。

そんな中、たまたまやり取りをしていた高尾パッシブハウスのオーナー様にも声を掛けたところ、ご参加頂けることになりまして、最終的には練馬の家のオーナー様を始め、4組の方にご参加頂けることになりました。

さて見学会は、通常通りに住宅概要をご説明しながら、皆様がどんな方々なのかもご説明し、初対面の方もコミュニケーションが取りやすい環境を整えていきました。

始めは、何となく話しのきっかけを私が作っていたのですが、皆様それぞれがいわゆる高性能住宅にお住まいで自宅が大好きという方々なので、だんだんと皆様自身から自宅のことをお話し頂けまして、何といいますか、高性能住宅あるあるみたいな感想が聞くことが出来るなど、最終的にはよい意見交換会になっていたように思います。

最後に「次は、皆様で別のお宅に見学に行かれるのは如何でしょうか?」とご提案すると、けっこう乗り気の感じでしたので(笑)、またこういった一般施主による交流見学会を実施してみたいと思います。

ちなみに、交流見学会は二日間実施しまして、二日目は建築中の方と相談を受けている方の二組に交流頂いたのですが、まだこれからの方々なりの意見交換の場になっていて、これはこれで面白い交流になっていたかと思います。

 

2.パッシブハウスとは何なのか

先日、エコハウス・アワード2024受賞についてのブログを書かせて頂きましたが、今回は、そのエコハウス・アワードの審査にまつわることを手掛かりに、改めて「パッシブハウスって何?」ということを少し考えたいと思います。

追分宿・平屋のパッシブハウスは、東京から好きな街の1つである軽井沢に移住される年配のご夫婦の為に設計した23坪程度の平屋住宅です。

審査過程の1つに「住まい手アンケート」があったのですが、
Q.実際にパッシブハウスに住んでみて
A.全ての空間が暑さ寒さのない快適な環境で、埃が少ない、臭いが残らないなど、介護に関する住まいの様々なストレスから解放されて、その素晴らしさに感動すらしている
との回答を頂きました。

パッシブハウスは、言ってしまえば「省エネ基準」の1つでしかないわけですが、それに対しての住まい手の感想が一般的なイメージと比例していないと思いますが、皆様はその感想を読んでどのように感じていますか。

私個人としては、パッシブハウスとは、、
省エネ基準・設計手法の1つだとするには無理のある、別次元のパッシブデザイン設計手法
だと改めて思わされる感想です。

最近は、NHKでもそのワードを出して頂けるようになりましたが、まだまだパッシブハウスなるものが世の中に認知されません。

先にも書きましたが、見聞きする情報とそれから持つイメージが余りにもマッチしないことが原因の1つだと考えるようになりましたが、それを解消するには体感する他ありません。

パッシブハウス・ジャパンでは、年に3回ほど見学会(国際パッシブハウスオープンデー、パッシブハウスオープンウィークス夏・冬)を開催していますので、そういった機会を利用しましてご体感頂けますと、そのギャップが少しは解消出来るのでは、と思っております。

 

3.練馬の家・完成写真撮影

先に書きました「練馬の家」で、いつも依頼しているプロカメラマンに完成写真を撮影頂きました。
まだ、外構が出来ていないために内観が中心ですが、ひとまず、私が撮影したものを公開しておきます。

練馬の家は、クライアントよりある程度はお任せで設計デザインさせて頂きました。
よって、今まで以上に私の好みが反映された住まいになっているかと思います。

また、ダイニングテーブルを製作しましたが、北海道産の栗材を2枚接ぎにした素晴らしいテーブルになりました。
それと、一緒にご購入頂いた椅子の座り心地が包み込むようで、椅子との出会いにも感謝です。

―――――

以上です。
今号もご愛読ありがとうございました。
次号以降も宜しくお願い致します。

ArchiAtelierMA株式会社
代表取締役 丸山晃寿

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